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オダピン社長ブログ

2016.10.27時代とともに変わること

私が大学に入学した30年前、入学と同時に先生も含めた歓迎コンパが開催されていました。当時、大学1年生が酒を飲んではいけない、という認識は大学生にも社会そのものにもありませんでした。しかし、法律では20歳以下はお酒を飲んではダメ、でした。法律は変わらないのに、運用が大きく変わってきています。

同じようなことは枚挙にいとまがありません。飲酒運転もそうです。30年前は、地元の公民館に軽トラックで乗り付けて、酒飲みをして終わったらそのまま帰るのが当たり前だった地域は、日本各地にあると思います。しかし、いまどき、そんな地域を、、、、私は知りません。

企業の残業についても、当時はそれを取り締まる省庁ですら違法残業ラッシュでした。もちろん省庁だけではなく、一般企業もどこもかしこも、違法残業、違法残業代カットでした。

 

選挙もそうです。

ゼネコンを上げて、たくさんのお手伝いが来ていました。政治家の秘書からの、「人を出せ。出さなければ仕事を受注させない。」という今では考えられない、不当介入もありました。結果、たくさんの社員が選挙を手伝いましたが、あれは明らかな違反です。誰も有給を取って手伝っている人などいません。企業の寄付行為です。でも、当時は政治家の工事受注への介入や、そのお礼の選挙支援は普通でした。

 

そして、それを支える建設業の談合も当たり前でした。仕事を干す、ためには指名競争入札制度は必要でしたし、情報の漏えいなども当たり前の世界です。

 

そして、いまではそういう人や企業はほとんど淘汰(されたと信じたいですが)されていると思われます。でも、新聞を見ると変われない企業もいまだにあるんですね。同業者として、情けないです。

そして、ここからが大切なのですが、当時と今とそれらを取り締まる法律は、ほとんど変わっていません。

お酒に関しては、びっくりするぐらい厳格です。19歳の大学生は堂々と酒を飲むことはできなくなっています。本当に驚きました。

お酒も、選挙も、談合も

「昔からやっているんだから、これからも変わらない」

と考える一定の人がいることは理解できます。そういう人は、

時代の変化

についていけないのです。

ライバルに負けるのではなく

時代に淘汰される

のです。

 

当社でも、昔は高卒社員に酒の会に出席をさせていました。

今では、厳格に禁じています。絶対に、酒が絡む席には20歳以下の社員は出席をさせません。もちろん、たばこなど論外です。

 

選挙にも、ほとんどタッチしていません。

当社は公共事業をやる以上、誰がトップに立ってもその選挙民から選ばれた方を

お客様

として使えるのですから、好き嫌いを言う立場にありません。そのようなことに気が付いて以来、選挙に関しては遠慮しております。

私から言わせると、一生懸命押した人が破れたら、その相手からの仕事はしない、ぐらいの気概がなければ選挙などかかわるべきではないと思っています。

変われない人たちが、時代から淘汰されていくのが、自然な世界に生きている私たちにとって、時代の変化に敏感になることは経営者として最も大切なことだと常に自戒しています。