入場が有料の本屋さんがある、と聞いて行ってみました。
https://bunkitsu.jp/
行った日は休日扱い、といことで入場料は1980円。
決して安くない金額でしたが、入ってみて驚いたのはその「学ぶ環境」です。
物理的にも、いろいろな種類の椅子が配置され、観葉植物がうまく人の視線を遮ってくれ
「個の時間」を大切にしてくれます。
言うまでもなく、室温などは快適です。さらにすごいのは、その「学ぶ雰囲気づくり」です。
静寂さの中にも、ピンと張り詰めるものがあり、快適ですが「ルーズ」ではありません。
色々と原因はありそうです。
#程よい緊張感
・高い入場料を払っても来る人というフィルター
・最初にくどいぐらいの使い方の説明
・視角に入るものが普通でない雰囲気を醸し出しているこんなところでしょうか。
特にも、使い方のルールの説明は「かなりしっかりと」されました。ここが緊張感の源泉の気がします。
翻って、当社のO2を考えました。ここも「学ぶ場の提供」というコンセプトです。
比較すると
・なんと言っても寒い
・使い方の説明がない(いてもわからない。ゴミはどこに捨てるか、とか)
・携帯を充電できない
・多様性とだらしなさの区別がついていない
・無料だから、と言う甘えがある気がすると、色々と課題が見えてきました。
もちろん、文喫とのそもそもの違いもあります。
が、しかしそれを踏まえた上でも大いなる改善の余地がありそうです。
#今回も進化の種にする
特にも、多様性と規律の両立、です。よく社長勉強会で、私は社員に話しています。
「自由は大切だが、その自由の根底にあるものはなんだと思う?」「それは、不自由なんだよ」
どう言うことかというと、私たちが自由でいられるのは「法律」と言う不自由を守っているからであり、
その不自由の中に自由があるわけです。
これからの働き方の多様性を考えるにあたり、多様性(楽しさ=自由)は規律(ルール=不自由)
の中にこそあると、痛感しました。規律なき多様性はただのルーズ、だと。
今回感じた、高い入場料を払い、くどい説明を受けた空間は、相当の快適さとともに、
程よい緊張感がありました。
私たちが目指すO2での働き方(学び方)はここにヒントがありそうです。
昭和の時代の規律とは、その背景に暴力、があったと思います。
いわゆる軍隊式、ですね。そして平成の時代の規律には、背景に経済的制裁があったと思います。
いわゆる、罰金ですね。令和の時代の規律の背景は何か????
皆さんは、どう思いますか。ヒントをください。