昨日は20年生の卒業式でした。
彼女は、短大卒で当社に入った初の女性社員でした。
お父さんが、会社経営をされ、かつ同じ仲人を持つ仲間
（と言っても大先輩ですが）です。
#その仲人さんの第1号だったようです入社以来、
現場の施工管理を務めてきました。
その当時の小田島組は今と全く違い、完全な男性（それもおじさん）会社でした。
また、今より規模もかなり小さかったので、
施工管理と言ってもスコップも持たなくてはいけません。
＃相当に過酷で週休2日なんて考えられない
＃残業40時間越えは当たり前
＃吹雪の中でも仕事
そんな中、本当によくやってくれた。
当時から今もいる社員もいるが、彼らのほとんどは
一回は「会社を辞めたい」と言ってきた経験があります。
しかし、彼女だけは、ただの一回も「辞めたい」とは言わなかった。
それぐらい、強い気持ちで仕事に打ち込んでくれたのだと思います。
そして、結婚出産を経て、岐路が迫ってきました。
お父様の会社の後継者問題です。
そこには個人的な事情もあるのでしょうから、
深く立ち入ることはできませんが、熟慮の末「実家に戻る」決心をしました。
当社では、送別会みたいなことはあまりやらない文化があります。
しかし、今回は例外的にたくさんの（それも古い社員で）卒業式を挙行しました。
司会がまた、古株の古参社員で彼女に1番指導してくれた先輩ではないでしょうか。
開式の辞、から始まり「送ることば」「答辞」「卒業生代表挨拶」と
盛りだくさんの内容でした。
企画段取りしてくれたYさん、ありがとう。
これから彼女を待っているのは、決して平坦な道ではないと思います。
他家に嫁いで、小さな子供を持ちながら経営するのですから並大抵ではありません。
卒業式に出席したメンバーだけはなく、多くの社員が私も含め応援しています。
ぜひ頑張ってほしい。Mさん、たまには、遊びに来てください。
長い間、本当にお疲れ様でした。