最近、誤解されているなあ、と思うことがあるのでここに書いておきます。
それは・失敗は個人の責任ではなく、組織の責任であるという表現を誤解している(若手)社員が多いのではという事です。
これを、どうも次のように曲解しているのではと思います。
・失敗しても(やり直せばいいから)気にしない
・失敗しても叱られることはないこれが当てはまるのは、「新しい挑戦で失敗した時」は当然です。
しかし、「同じ失敗を繰り返していたら」当然その「こと」は厳しく言われるべきです。
あなた、ではなくその「同じ失敗をしたこと」ですね。
厳しく「こと」を言われると、「違う上司がいい」「違う部署がいい」「違う会社がいい」と感じるのは自由ですが、
残念ながら「同じ失敗を繰り返すこと」はどの上司も、どの部署も、さらにはどの会社まで、受け入れるところはありません。
変えるのは、上司ではなく「あなたがやった同じ失敗」なのです。
#厳しいが現実です
そして、厳しく「こと」を言われると、「自分が責められているみたい」という人もいますよね。
もちろん、実際に「人を責めている場合」もあることでしょう。
これは、言う方、言われる方の双方に訓練が必要です。
しかし、悪いことはしっかりと伝えないと、何より本人のためにならないですよね。
ましてや、指導してもらっているのに、拗ねたり、反抗的な態度を取ったり、
しまいには「そんなに責める必要がないじゃないですか」と泣いてみたり。
それでは、もう教えてもらえなくなる。上司だって人間です。
「私はあなたに責められている」という態度が、実は「上司を責めている」ことに気がついてください。
上司も、傷ついているんです。
#あなたと同じぐらい泣きたい上司もいる
#自分の指導力が足りないと自分を責める人もいる
もちろん、これは上司と部下双方に「お互いに話しているのは、こと、だよね」という了解があっての話ですから、
そういう状態に持っていく努力も必要です。
そういう意味では、「嫌いな部下」気をつけなくてはいけないですね。
自分が嫌いだと、相手にも伝わり「この人に責められた」と思うでしょうから。
人間ですから、好き嫌いはあります。嫌いな部下には、あまり強い指導はしない方がいいと思います。
好きな部下には、全力で真剣に指導してやってください。
この場合の真剣にはいろいろな意味がありますが、一番はなんと言っても「時間をかける」です。
これが一番面倒ですからね。
でも、手間ひま、時間をかけないと部下は育たないのです。
#上司がヌルいと思ったら
#私が嫌いですかと尋ねてください
これは、私のどの投稿にも言えるのですが、私自身ができていないこともたくさんあります。
よって、自戒の念も込めて書かせていただきました。