昨日、あるセミナーで少しだけ話をする機会がありました。その内容を考えているうちに、表題のようなことを感じたので記録します。
田舎から、どうして若者が出てしまうのか。
#若い女性流出率ワースト4位の岩手県
#上位4県は全て東北
そこで、この「不文律による支配」という言葉が出てきたのです。
・長老による密室で何事も決まる
・ルール違反だが今までやっていたからやらなくてはいけない
・過去を知らないと「今の若いものは何も知らない」と言われてしまう
また、上場企業(社会の公器)の不始末にも同じことが言えます。「今までの検査方法はこうだったから」「先輩がやったチェックを覆すことができない」などなどにより、不祥事と呼ばれるものが出てきます。調査結果がどうだったかは知りませんが、多くの場合「他のメンバーの相当数」が知っていたと思われます。
#声をあげにくい
#仲間外れが怖い
昨年のジャニーズ、現在のフジテレビも一緒ですね。ジャニーさんが絶対、とか日枝さんに確認する、なんて成文化されたものはあるわけがありません。しかし、確実に不文律として存在して、且つ多くの社員がそのことを知っているはずです。フジテレビの皆さんだって、アナウンサーが合コンに呼ばれている、なんてほぼ全員が知っている既成の事実だと思います。
#いまさらとぼけないで
もちろん、岩手にも同じようなことがたくさんあります。校長先生は50歳以上じゃないとなれません。なぜなら、今までがそうだったからです。もちろん、そんな規則はありませんが、すべての教員が知っています。
建設業の談合や、違法な動員の選挙なども構図は同じだと思います。
#そんなことみんなやってるよ
このような事が、生きにくさ、だったり田舎を出るきっかけになっています。
では、変えるべきはどこなのか?
長老を変えることは出来ません。
声をあげる人を仲間はずれにする人、を変えることは出来ません。
#ノイジーマイノリティ
変える事ができるのは、
仲間外れを恐れて声を押し殺している、多くの人たちです。サイレントマジョリティーとも呼ばれています。
今回のフジテレビのように、一旦何かことがあると、大量の意見が出てくるのはその証拠です。
#おびただしい数
20年ぐらい前に、ホリエモンがフジテレビに同じようなことを言って、権力者に潰されて長野刑務所に収監されました。早すぎた悲劇だと思います。やってることも、言っていることも変わらないのですが、違いはSNSがあったかどうか、だと思います。
#当時から日枝さんの独裁体制を訴えていた
#それを打破しないとフジテレビの未来はない
#そしてその通りになった
この「終わりの始まり」のような現象を捉えて、今後どう変化していくか。経営者としての時代の捉え方を試されている気がします。
まあ、でも私は楽観的なので正直に言えば「面白い時代がきたな」と言うのが正直な感想ですが。
#空を覆う黒い雲が晴れてくる
#BYルビッチ