グループ会社の今後の方向性本日は、
グループ会社にて「今後の方向性」という話をしてきましたので、ここに備忘録として残しておきます。
小田島組の2005年の売り上げは7億で社員は35人でした。
2023年は40億の180人です。
私は、地元にたくさんの若者が定着できるようにしたい。
そのためには、まずは自分からやらなくてはいけないと思い、今日までやってきました。
ファーストペンギンと言います。
さて、この会社(グループ会社)はどうでしょうか?
多くの他の会社や多くの地元のように、どんどん若者が減っているのが現状ではないですか?
かつての小田島組もそうでした。
2015年→2016年→→2023年と、常に「安定」を求め、今までと同じことをこれからもやる、という方針だったからです。
不安定を恐れるからです。(ここで一歩一歩と歩きながら)
前進するとは、こうやって前に足を踏み出すことです。
足を踏み出さない→安定足を踏み出す→不安定と言うことがわかりますか?
前進するとは安定→不安定→安定→不安定を繰り返すことで、不安定が必要不可欠なのです。
そもそも、毎年全員が確実に1歳年を取って「不安定」に向かって着実に進んでいることを理解してください。
では、その変化するために大切なことはどんなことか。
それは「若者をリスペクトすること」です。
人類学的にも若者の方が進化しています。
ですから、価値観や考え方をこっちが合わせるのです。}
例えば仕事の指導方法です。
「昔は見て覚えろ」と言いました。どうしてでしょうか?
それは教育制度も十分ではなく「文字を読めない人」がたくさんいたからです。
今の若者は、書いたものを読む力があり、動画を渡せばいつでもどこでも自分で繰り返してみることができます。
繰り返しますが、こちらが合わせるのです。
会社の採用は1.認知(HPやSNS)2. 選択3. 入社4.定着となりますが、多くの人は1を聞いてきます。
でも考えてください。いくら1がうまくなっても、定着せずに辞めたら意味がないですよね。
それに既存の社員さんの心を傷つけますよね。大切なのは4の体制が整ってから、1をやることなんです。
では定着のための会社の魅力とは何か?
ーーここで既存社員さんとのやり取りーー
直樹:Aさんの好きなスポーツと嫌いなスポーツを教えてください
Aさん:バスケが好きで柔道が嫌いです
直樹:では好きな人と柔道するのと嫌いな人とバスケをするのはどっちがいいですか?
Aさん:好きな人と柔道です
直樹:いまAさんは、好きなバスケは続かない。嫌いな柔道でも続けられる、と答えました。
それは、コミニケーションの力です。コミニケーションさえ取れていれば、嫌な仕事も頑張れる。
そして好きな人とやる仕事は楽しいから、結局好きになる。そして、ここからが大切です。
人を好きになり、仕事を好きになれば次は、自分を好きになります。
そんな人生はどうですか?そんな魅力の土台にあるものは何でしょうか?
それがルールです。ルールを守ったうえでの魅力なのです。そしてルールは、頭絵で覚えるのではなく体で覚えなくてはいけません。
我が社ではそれを「環境整備」と呼んで、毎朝仕事をする前にその仕事の準備をやります。
それはやることがあらかじめ決められていて、窓→床→机のようになっています。
つまり、毎朝決められた窓をやり次の日に床をやり次の日に机をやります。
こうやって「決められた準備を決められた通りやること」で仕事の間に準備する習慣をつけて、決められたことが決められたとおりにできる人になります。それが完璧にできれば「成長する」と決めればそうなるし、究極的には「幸せになる」と決めればそうなるのです。
こうやって、コミニケーションをとって環境整備をやっても、それだけで人は定着しません。
あと一つ足りないのは、こういうことを定期的に教えること、つまり社員教育です。
社員教育とは、ルールを教えるだけではなく、その意味を教えることです。
ーーーここで別な社員さんとロープレーーーー
直樹:この劇薬は縦に置かないといけないルールですが、Bさんは横において叱られました。「縦に置け!」と。Bさんはどう感じますか?
Bさん:確かに決まりを守らないから叱られるが、感じ悪い
直樹:ですよね。では次のように言われたらどうですか「この劇薬は横に置くと漏れて君が危険なんだ。だから横に置くんだよ」
Bさん:そう言ってくれるならむしろありがたいです。
つまり、ルールを教えるだけではなくその意味を教えなくてはいけないのです。
社員教育=ルール+意味→魅力に変わる上記の例でいえば、「うるさい上司」が「自分の身を心配してくれる上司」になり、魅力ある人になりますよね。
そんな人と仕事したら、どんな仕事でも好きになりますよね。
そんな社員が増えたら、良い会社になるし若者が集まってくる。
最初に変わったことをやるとたたかれるが、それぐらいでちょうどよい。
人と違ったことをやっても、自分のたった一度の人生を幸せにしてください。
そうなれば私もうれしい。一緒に頑張りましょう。