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オダピン社長ブログ

2024.08.05山崩しの効果の検証

昨日、幹部に「業務の山崩しがなぜ必要なのか」を説明しました。これは、同じことを何回か別な幹部にも話していますが、今一つ理解されていませんでした。そこで、図を書いて説明したら非常にわかりやすかったのでここに書いておきます。
#自分の備忘録
縦軸にタスクの量、横軸に時間(例えて1週間にしています)を取ります。この棒グラフの面積が仕事量になりますね。 通常の業務量は左のグラフの通り、1日ごとに変わります。
#ほぼすべての組織に当てはまる
ここで、次のことが前提です。
・人やモノは一番業務量が多い日に合わせられている。グラフで言うと水曜日ですね。単純に人で換算してその仕事をする体制を10人体制とします。
→水曜日以外では人が遊んでいる状態です

そこで、右のグラフのように「水曜日の3の業務を月曜日に持ってくる」「金曜日の1の業務を木曜日に持ってくる」と山が崩されるわけです。
→毎日7の業務をやればいいので7人体制でいい
→もしくは「毎日10の業務をこなせば生産性が高くなる」
と言う状態です。
#ついて来ていますか

さて、では山崩しのために必要なことは何でしょうか?
#ここからが今回のポイントです

タスクの期限というのは決まっています。遅らせることができません。次の状態なら山崩しができません。
「タスクの発生が当日で期限が当日の場合」
これは、左の図の通りに仕事をするしかありません。
しかし、下記の条件になればどうでしょうか?
#これが今日の1番のポイント
「タスクの発生を数日前に発生させる」

右の図で言うと、水曜日のタスクを水曜日に発生させるではなく、事前の月曜日に発生させればいいのです。同じく、金曜日のタスクを木曜日に発生させればいいのです。ではこの「タスクの発生」とは噛み砕いて言うと何でしょうか?それは

いかに早く自分がやるべきことに気がつくか?

と言うことです。これがなければ、山崩しなどできないのです。そして、早く気がつける人ほど、そう言う組織ほど

週単位の山崩し→月単位の山崩し→年単位の山崩し

が可能になります。どれが一番いいいか、言うまでもありません。山崩しの本質は、タスクに早く気がつくことにより、タスクの期限を長くすることです。終わりは変えられないから、いかにスタートを早めることができるか、ですね。
#今回は自分で説明してこのことに気がついた

少しでも参考になれば幸いです。