昨年は、労災事故があり全社一丸となって気を引き締めなくては、と言って終わったところでした。しかし、年初め早々に強風でけがをするという事態が勃発しました。いかなる理由であろうとだめなものはダメ。会社としての取り組みの甘さを痛感しております。そこに来て、今度はインフルエンザの大流行です。現在社内では、7名がり患中、1名が復帰、1名が疑いです。今回は
「予防接種は業務時間に行ってもいい」
という扱いにして、予防接種を受けさせました。ところが、当社の安全衛生の推進の一番の部長が、予防接種を受けずにインフルエンザにかかってしまったのです。全くお粗末な話です。また、面白いことに予防接種を受けてもかかっている人が多いのですが、それは役職が低い人に限られています。課長以上でかかっているのは、予防接種を受けていない人だけです。私は「仕事に責任感がある人は、予防接種を受けていれば大丈夫。責任感がないから、体調管理を怠り予防接種を受けているのにかかってしまうんだ」と社内では言っております。
しかし、このことから「安全」と「健康」は当たり前ではない、ということを強く意識することができました。不安全や不健康にならないと「当たり前だと思っていたこと」のありがたみに気が付きません。そういえば、ありがたみとは「有難味」と書きますよね。そうです、有ることが難しいのです。年頭に、こういう体験ができたのは良かったことととらえて、社員とともに1年間夢を追い続けます。