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オダピン社長ブログ

2024.03.05環境整備の導入

先日秋田のグループ会社の社長と幹部の皆さんと、ベンチマーキングに行ってきました。

幹部の感想文が面白かったです。
・整理整頓はいいこと
・環境整備をやると生産性が落ちる
・きれいじゃないと新人が来ない
・当社では10年かかる(だからやっても意味がない)
#多くの人が通る道です

さて、ここでこんなことを思いつきました。環境整備に反対する一番の理由が
生産性が落ちる
ことです。これ以外には、ほとんど反対意見はありません。誰もが、整理整頓された環境での仕事を望んでいます。

さて、ここで皆さんが言う生産性とは、ザクっというと
出来高をあげている時間
だと思います。確かに整理整頓は、出来高が上がりません。
しかし、もう少し丁寧に出来高をあげている時間を分解してみます。

出来高をあげている時間=実際に作業している時間+ものを探している時間+間違ったものでやった手戻り+適切な材料がない手戻り
だと思います。上記の「実際に作業している時間」以外はマイナス要素です。そしてこれらの時間が発生する特徴として、前触れがない、つまり突然に発生するマイナス時間ということですよね。誰だって、それがわかっていたら準備するはずですから。

さて、ここで環境整備の時間を考えてみて下さい。確かに、実際の作業ではありませんが、毎日8:00~8:15と時間が固定されています。
#ついてきていますか

ここで数学的な証明をしますね。上記の
突然発生する時間である
・ものを探している時間
・間違ったものでやった手戻り
・適切な材料がない手戻り上記の合計時間をAとします。
環境整備は固定された15分間です。
A>15分間→生産性は上がっている
A<15分間→生産性が落ちている

さあ、皆さんの組織ではいかがでしょうか?
#これも昨日に続き一人ですごい発明だと思っている
そもそも「突然来る不具合の5分」と「事前にわかっている15分」なら、後者の方が生産性が下がらないですよね。