20年ぶりの参加
昨日は、青年会議所主催のイベントに行ってきました。私もかつては所属していて、卒業以来公式イベントには一回も行ったことが無いのですが、20年ぶりに参加してきました。
理由は、西野亮廣さんの講演会が地元北上で開催されるからです。
北上に西野さんが来る
というなら何をおいても駆けつけてみなくては。
ついでに、講演会の前のオープニングセレモニーにも参加してきました。
#懐かしかった
そこには、20年前の自分と同じようなことをしている後輩たちがいて、同じような設営がありました。
確かに、みんな汗を流して頑張っている。でも、残念ながら見事なまでの前例踏襲主義で、残念ながら進化が感じられない。もしかしたら、20年前の自分たちに先輩方も、そう感じていたのかもしれません。
#でも後輩たちはできるベストを尽くしていたと思います
実は私は在籍中に、こんなことを考えていました。
「日本JCの会頭(ほとんど自分たちとは縁もゆかりもない)人が『今年はこういう方針でやる』と言うことを聞くために、休みの日に自腹で京都まで行く、というのはすごすぎる。これが社員だったら、日曜日に地元で社長の方針を聞きに来てください、といってもだれも来ないだろうな」と思っていたものです。つまり、そうまでしてどうして組織のために尽くすのか、という事です。
#すごいことですよね休日に自腹ですよ
今回の件で感じたことがあります。それはすべて「人事が単年度制」といことにあるのではないか、という事です。
権力とは人事権です。人はだれしも、人事を気にかけます。当社の社員たちも例外ではありません。
この人事が、毎年変わるからこそ「前例踏襲」にならざるを得ない、のだと発見しました。つまり、同じポジションを2回できるなら、守破離の守→破とできるのですが、毎年変わるので
守→守→守
とならざるを得ないのです。また、3年で3回人事異動があるので、3年で1回の組織より「3倍多く権力が行使されやすい」ですよね。つまり、権力を行使する人への忠誠が生まれやすくなるわけです。
#なるほどうまい仕組みだ
#後輩の皆さんに失礼なこと言ってすいません
実は昨日、我々ロートルが飲んでいる席に、現役の会長が来ていただきました。確かに、私もやっていました。そして、同じような挨拶と(人事権の行使の結果である)来年の会長のあいさつ、お土産、とやっていました。見事に、寸分たがわず20年間守られていることに、かすかな戦慄さえ覚えました。
でも、僭越でしたが会長には
「会長に会いたいメンバーがたくさんいると思う。こんな我々に使う時間があれば、ぜひ現役メンバーに使ってやってください」
とお願いしましたが、来年の会長は彼ではありません。なんとなく連綿とこういう儀式が続いていくのかな、と思います。
この単年度制という仕組みをだれが考えたのかわかりませんが、すごいことを考え付いたものですね。多分その人は、もう亡くなっているのでしょうが、その仕組みがいまだにメンバーを支配しているのです。
何事かを成す、には不向きですか、自己修練という意味ではとても効果的です。
#確かに自分も当時は何事かを成すにはこの組織は不向きだと感じていた
#しかし結果的に自己修練につながっているのも事実
ぜひ、後輩の皆さんには「前例を打ち破ってもいいのだよ」という事を実践してほしい。私も、地元ビジネスの中でファーストペンギンを目指しているので、JCの中でもそういう人にどんどん出てきてほしい。私の時代には、そういう人が一人だけいました。今は国会議員をやっている人です。本来彼ぐらいの能力がある人は、とっくに大臣をやるべきであるが、大きな自民党という組織に呑み込まれ、もう彼も決して若くない。
ぜひ、若いファーストペンギンが出てくることを願います。
私は全力で応援します。いや、応援させて下さい!!