僕はもっと頑張らなくてはいけない!
今年の雪は、本当にすごいですね。そして、追い打ちをかけるような地震。本当に、天候には勝てない。
当社でも、除雪業務を行っており社員には本当に苦労を掛けています。夜も寝ないでどころか、昼も休めないでやる日もあります。
そういって逃げたくはないのですが、除雪業務は慣れが無いとなかなか難しい。誰でもいいというわけにはいきません。
もちろん、会社としてはダブルキャスト、トリプルキャストを目指していかなくてはなりません。
そんな中、若い世代の経営者のブログなどを読むにつけ、なかなか苦労をわかってもらえない、歯がゆさがあるようです。もちろん、私もあります。
そんな中、どうしてなのかなと思いを巡らせてみました。業界と関係のない友人にも聞いてみました。
根底にあるのは
「お金は悪いことをしないと稼げない」
という間違った価値観ではないか、と推定してみました。
友人からは
「建設会社はずるいことをして巨額の利益を出してるんじゃないか」
「政治とつるんで、都合の良いようにやって来たのでは」
「仲間内で、ずるいことをやっているのでは」
というイメージがあり、除雪で苦労しても
「それぐらいは、当たり前でしょ」
という認識があるようです。
最終的には「儲かっているのは悪いことをしているから。だから、それぐらいの苦労は当たり前」
ということですかね。
やっぱり、私たちは
「やってやってる」とひけらかすのは不要ですが、情報を正しく伝える必要がありそうです。
建設業は、伝統的というか、歴史的というかすべてを隠してきた流れがあります。
(もちろん危険という意味からですが)工事現場を見えないように隠して、作業もなるべく見えないようにやってきました。
そして業界内の集まりも、なるべく業界だけでやって旅行も業界だけで行って、みたいな。
また、重機の点検簿みたいなものも、ズルをして点検したふりをして隠してみたり。しまいには、地元の人にばれないように夜間に仕事をしてみたり。
↑これは当然、私もすべて思い当たる節があります。すべての業者がやっているわけではありません。当社より、立派な会社は星の数ほどあるのを、断っておきます。
やっぱり思いました。
わかってもらえる努力が足りないって。
業界をどうのこうの言いましたが、立派な先輩たちがいるから、私たちがいるのが現実です。
先人の大きな足跡の一部に、多少の上記のような不具合があるだけです。決して先人の偉業をないがしろにするつもりはありません。
むしろ、情けないのはそういうフォローをし切れていない私です。若い世代の経営者に、寂しい思いをさせてしまいました。
本当に申し訳ない。
彼らのような若い優秀な経営者が、胸を張って頑張れるような業界にしなくてはいけない、と痛感しました。
今後、もっと建設業のことを理解してもらえるような活動をしていきます。
若い世代の皆さん、少しだけお待ちください。また、何かできることがあったら、協力してやっていきましょう。
また、私にできることがあったら教えてください。