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オダピン社長ブログ

2021.04.092021.4.9【子供世代への夢って?】

(昨日が亡くなった父の誕生日でしたので、それを偲んで書きました)

私の父の人生の歴史の話を聞くと、

空腹との闘いや、

ほしいものをどうやって手に入れるか、

という中身が多いように感じます。

よく、「子供のころ、米びつにコメがあるかな、といつも心配していた」と言っていました。

今の時代は、

コメがなければ買って来ればいいじゃん、

と思うでしょう。

父のその意味は「まだ買う金がないから」だったのです。

また、テレビや冷蔵庫、電話などが出るたびに

「いつかは俺も欲しいなあ」

と思っていたそうです。

でも、そんな父にも夢はたくさんありました。

・おなか一杯ご飯を食べること

・冷蔵庫を買うこと

・車を買うことこんな夢が、

それはそれはたくさんあり、

ひとつ又ひとつと夢をかなえていきました。

晩年は、「本当に充実した人生だった。ありがたい」

と口癖のように話してくれました。

これは、父に限らず同じ世代の多くの人へ当てはまるのだと思います。

#テープレコーダーを買ってきたときの父の顔が忘れられない

翻って、私世代はどうか。

父の世代のおかげで、

上記の夢がほとんどかなえられました。

でも、かすかにプロセスは共有しているのでなんとなくの達成感はあります。

では、私の子供世代になるとどうか。

もう、完全にこれらの夢は

「生まれたときからあるもの」

ですから夢とは認識されません。

そして、たくさんのおいしい料理や便利なものに囲まれた代償として、

父の世代のような夢は持てなくなりました。

食べたいもの、ほしいものは手に入るのです。

#むしろもうすべてが余っている

私は、そんな世代に夢を送りたい。

夢を「ワクワクドキドキできるもの」と定義して、形にしたい。

父の世代の夢は、比較的簡単な構造で

「それができている一部の人がいる。だから、自分もそうなりたい」というものでした。

つまり、「他の人より劣っている」から夢があったのです。

それを当てはめると「首都圏並みの給料の実現」は夢がありますね。

誰もが達成していないわけではなく、

首都圏の人たちは実現しているのですから、

私たちも可能性があります。

自分たちも達成したらと考えると、

ワクワクドキドキします。

#それは何としても達成して岩手が東京に勝つという奇跡を起こす

もうひとつ、夢を別な角度で切り取ると

「あきらめていたことが実現すること」があります。

今回のコロナでの同調圧力で気が付きました。

「違うことは良くないこと。みんなが同じでなくてはいけない」

という価値観を植え付けられて、

私たちは育ってきました。

わかりやすいのはランドセルの色です。

小学校という義務養育に突入する前までは、

子供らしく自分勝手に好きなことをやっていたのですが、

小学校を境目に「人と同じことをできなくてはいけない」

という教育をされ続けます。

知能も体格も違うのに、

小学校2年生だから、

という理由だけで同じことを強要されます。

知能差も体格差も何も関係ありません。

こういう教育が高校ぐらいまで続きます。

「違うことは良くないこと」と徹底して叩き込まれ、

だれか違う人がいると「おかしい」とか「ずるい」ということを言ってしまいます。

ですから、何か良いことがあっても

「ずるい」「おかしい」と言われるので、

良いことは誰にも言わずに、ひっそりと行います。

家族での海外旅行なんてまさにそうですよね。

でも、これからは「違いを認めてあげる」「喜びをシェアできる」そんな社会にしませんか。

もちろん、その達成のためには、義務教育をはじめとした壁がたくさんあります。

でも、まずは会社という小さなコミニティーで始めてみたいと思います。

そして、これが誹謗中傷への大きな対策になると思っています。

誹謗中傷する人って、結局、

ひがんでいるとか同調圧力が根っこにある気がします。

それはいずれも、

喜びを素直に言えないから、

自分で自分を勝手に追い込んでいるからだと思います。

そんな、かわいそうな人のためにも

「違いを認めて、喜びをシェアする」そんな会社にしたいですね。

#社員のみんなよろしくね#一緒にがんばろう