地元の北上市の数字情報岩手県内で、一番求人倍率が高いのが北上市です。
これは、学生が見た「社会人になるなら北上市の会社が良い」と思う人が多いと言ういことだと思います。
#ありがたい
さて次に、高校の求人倍率です。北上市内の高校は全てが1倍割れ。
管内の西和賀高校がなんとか1倍ジャスト。
これは、「高校に行くなら北上市はないよね」と思っている学生が多いと言うことですね。
一体、この差はどこから生まれてくるのでしょうか。私なりの考察です。
求人倍率が高い理由は、なんと言っても行政主導の企業誘致の成果、だと思います。
最大手の会社は300人と言うレベルの求人です。
#当社も30人で出しています
#最初の頃はふざけないでくださいと怒られたが
そう言った会社が底上げをして、周辺の会社の採用意欲を高めています。
これは、市民にとって素晴らしいことだと思っています。
求人を競い合う社長としても、ミクロ的に「取られる」と悲観するか、マクロ的に見て「北上にくる総数が増える」と喜ぶか。
もちろん、私は後者ですから、そう言う会社とバチバチ戦います。
もちろん、この場合の戦いとは「魅力を出し合う戦い」ですから、重要で大切なことです。
さて、振り返って高校です。どうしてこんな会社が多いのに、魅力のない高校が多いのか。
#これは本当に私見です
北上市内の企業が採用活動が旺盛と言うことは、そう言う家庭も比較的多いと言うことになります。
そうなると、そこで育った子どもたちも、そう言う空気を孕んでいくと思います。
そこで、高校を見渡すと県立高校が優位な岩手の特性もあり、高校ごとの違いが無い、事に気が付きます。それはそうです。
県立高校の先生は、定期的に転勤で交代し学生は3年で卒業して入れ替わるのですから。
そうなると、「地元ではないところに行ってみようかな」と思うのは自然なことですよね。
地元の高校に魅力がない、を言い換えると「新しい魅力を求める学生が多い」のかもしれません。
というか、そう思いたいな。だから、一旦は出るけど、就職では戻ってきたい、と思う人も多いのだと思います。
外に出て、地元の魅力を知る、みたいな。
いずれ、北上市内の高校にとっては由々しき事態です。
ただ、この問題の当事者がいない、のが問題を複雑化しています。
先生は転勤、生徒は卒業、で「誰が改革をやるんだ」状態ですからね。
私自身は、出身校に対する敬愛、みたいなのは薄い方ですが、それでも「魅力のない高校」はいやだな。
やっぱり、魅力ある地元の高校にしたい。
いっそ、思い切って「制服なし」「学校指定の教科書なし」「学校指定の運動着なし」「髪型の規制なし」
とかで生徒を集めたらどうなんだろう。
で、成績が振るわない生徒は、毎年落第か退学させる、と言うルールで。
卒業が目的ではなく、人間力を高めるのが目的、みたく。
そんな高校が地元にできたら、すごく応援したい。
何より、岩手でそんなことをやっていい、となったら凄いですよね。
とまあ、この記事を見てこんなことを考えました。